「さ、もう言いたいことはないですか?」

フサは
「べつにいいたいことはないです。」

「そうですか。では帰って勉強の続きといきますか。」

すると、一匹のアフォしぃが、

「コラ! ベビチャン!サッサトソノクソAAヲアボーンシテ サッサトオカアサンヲココカラダシナサイ! サカラウトヒドイワヨ!」

と、まくし立てた。
瞬時に、ボロが震え上がり涙をながした。同時に、モモラーは全てを理解した。
・・・・ボロを虐待したのはこいつか。その口調で母親だと?
ふざけるのも大概にしろ・・・。モモラーは憤りを覚えたが、顔には出さず、
笑顔で

「では面会は終了です。さ、チビちゃん達、帰って今度は漢字を覚える勉強しようか。」

「はい、ももらーせんせい。」
「きょうのごはんはなにかな?」

「さて、何でしょうね。では、出発!」

「シィィィィ! マチナサイ! ギャクサツチュウ!チビチャンセンノウサレチャダメヨ!ハンカクガマターリノサイキョウナンダカ(ry」

アフォしぃ達がまだ何か叫んでいたが、モモラー達は倉庫を後にした。
チビ達はそれから、モモラーにより、さまざまな礼儀、言葉を教え込まれた。
『マターリなんて日本語は存在しない。正しくまったりと言い直すこと』
『全角での漢字の喋り方』
『抱っこはしてもよいが無理にねだらない事』
『お肉や甘いものばかりではなく、野菜も食べること』
...etc
アメとムチ理論により、しぃ達は賢くなっていった。
そして、三年の月日が流れた。チビ達は人間にして成人の年齢となった。

「・・・さて、十分しぃ達も保護指定を受けても良いくらいに育った。後はあの馬鹿親ど
 もか・・・。」

モモラーは、アフォなまま育ってしまったしぃは、二度と直らない事を知っていた。
かといって、このまま世に出しては、また人様に迷惑をかけるだろう。

「そのためには・・。やっぱ殺すしか無いかな。いや、これを利用してみるか・・。」

モモラーは、アフォしぃの処分方を決めた。

今日はついにアフォしぃ・・・つまり六匹のチビ達の母親の処分の日である。
処分の方法は既に決めてある。モモラーはチビ達の所へと向かった。
チビ達は既に起きて、布団をたたみ、皆と協力ししまっていた。
教えたとおりだ、とモモラーは微笑んだ。

「はい、皆さん。おはようございます。」

「おはようございます、モモラー先生。」
「すぐに朝の体操の準備しますね。」

「いえ、今日は良いです。実はね・・貴方達、今日で卒業です。」

「え?」
「本当ですか?」

「ええ。貴方達は、今日で自由ですよ。唯・・。ちょっと卒業試験が有りますけどね。」

「卒業試験は何ですか?」

「焦らずに。いまから話ますから。」

そして、モモラーは卒業試験の内容を淡々と語り始めた。
その内容を聞くやいなや、チビ達の顔色が変わった。
ある者は戸惑い、ある者は悲しみ、そしてある者は恍惚の表情を浮かべた。
その説明をしてる間じゅう、チビ達は一言も喋らずにじっくりと聞いていた。

「・・・さて、説明は以上です。皆さんに聞きます。出来ますか?私の言ったことが。
 出来なければ、私がやります。皆さんは一人で生きていける力と知能は既に兼ね備え
 ていますから、無理をしてやることもありません。」

「・・・・・」

それから、約数分間重い沈黙が流れた。無理も無い。チビ達にとっては究極の選択と似
たような物だったから。そして、沈黙が流れた後、フサが静かに喋りだした。

「モモラー先生が私達に教えてきたことが正しいことであるなら、今から私達がやる行
 為も間違っていないと思います。・・・私達に間違った知能を植えつけようとした・・・
 つまり私達のお母さんを・・

 私達の手で殺す。アフォしぃは生きてる資格が無いから。たとえ自分の親でも。

 ・・・という事ですね?」

「・・その通りです。私が貴方達をあのままアフォしぃ母親の元に置いていたら、確実
 に貴方達はアフォしぃと成長し、世の中の嫌われ者になっていたでしょう。また、こ
 のまま親しぃと離れて暮らしたとしても、貴方らの母親はまた世の人々に迷惑をかけ
 るでしょう。世の人々をアフォしぃから守るために。そして・・・貴方達が過去と決
 別するために。・・やってくれますね?」

また暫しの沈黙。そして、

「はい、わかりました。」
「やります。」

ベビ達は答えた。唯一匹、ボロだけを除いて。
すると、ギンがボロの肩を叩き、言った。



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