・・・私は黙ってみていることしか出来なかった。
桃山さんは、棍棒、「虐殺棒」と言うのでしょう、叩かれ続けています。
助けなくてはいけない、けど足が動かない。震えて、足が動かない。
どうすることも出来なかった。
唯、見ていることしか出来なかったのです。
アフォしぃ達は気が済んだのかそれとも疲れてこれ以上叩けないのか、桃山さんを
叩くのをやめました。そして・・。家に向かってきたのです。
私はこれ以上無い恐怖を覚えました。アフォしぃ達に私は愚か、兄弟たちに何をされるか。
私には理解出来ていたからです。せめて、弟達だけでも・・。
私はどうなってもいい。私は弟をクローゼットに、妹を地下室に隠すことにしました。

「チビタンコワイデチ!オネータンドコイクデチカ?」
「イイコダカラ、ココデマッテテ。スグニムカエニクルカラ・・」
「クライトコロコワイデチ!」
「ゴメンネ・・・。」

ぐずる弟をクローゼットに押し込め、妹を地下室に連れて行きました。
地下室には桃山さんが作った「遊戯室」があります。

「ベビタンハ、ココデアソンデナサイ。」
「オネータンドコイクデチュカ?シィモイキマチュヨゥ!」
「スグニモドッテクルカラ、オトナシクアソンデナサイ。」
「ハニャ!ワカリマチタヨゥ!ブーブータンデアソビマチュ」

私は、玩具の車で遊んでいる妹を残し、一階へと戻りました。

「ゴメンネ・・・」

私は、決心を固め、既に開かれようとしているドアに向かって視線を合わせました。
数秒後、外からは10数匹のアフォしぃ達がなだれこんできました。

「ハニャ!アナタギャクサツチュウノナカマネ!」
「アボーンサレタクナカッタライッショニワタシタチトニキナサイ!」
「コトワレバ、コノバデアボーンヨ!」
「マ、サカラッテモタカガシレテルケドネ(ワラ」

私は、逆らおうとは思ってません。初めからこうなる事と覚悟してましたから。

「・・・ワカリマシタ、イッショニイキマス。」

そして、一匹のアフォしぃが前に出てきました。
そう、見慣れているけど、二度と見たくない顔。自分をずっと邪険に扱ってきた存在。
母の顔でした。

「ヒサシブリネ、シィミ。マサカコンナトコロデギャクサツチュウトイッショニイタトハネェ。ナニ?ワタシニステラレタハライセニコウキナシィゾクニ
シカエシデモスルツモリダッタノ?ン?」
「・・・マ、イマトナッチャソンナコトドウデモイイワ。アナタニハフサワシイウンメイヲアユンデモラウワ。」

・・・私に相応しい運命?
私に相応しい運命って何?虐殺厨に手を貸したとでもして公開処刑にでもするつもりかしら?
私もここまでか、と思った矢先、

「フフ、クサッテモワタシノコ。アナタニハマターリノミチトシテマダマダハタライテッモラワナイト。」
「デモ、アナタハイッカイマターリノキョウイクニシッパイシテイル。ダカラワタシハアナタノジンカクヲナクスコトニシタワ。」
「マ、イッショニクレバワカルコトヨ。サ、サッサトキナサイ。ソレトモコノバデコロサレタイ?」

「・・・イッショニイクワ。」

「ワカッテルジャナイノ。・・アト、アンタノキョウダイハドコニイルノ?」

(兄弟に危険はかけられない・・・。)

「タビノトチュウデ、ミンナシンダワ」

「フゥン・・・マ、ギャクサツチュウノナカマトハイエイチオウワタシノコ。モクトウクライハ「ユウリョウ」デヤッテアゲテモイイワヨ(ワラ」

「・・・・。」

何処まで腐ってるの?この人は。私にこの人の血が入ってるというだけで吐き気がする。
私がこの人に受けた虐待の数々・・。そして今の侮辱。
いますぐこの場で絞め殺したい。
私は、恨みの感情で一杯になりました。

「サ、サッサトイクワヨ」

「・・・・エエ」

私は母に手を連れられて、箱に車を取り付けたお粗末な車に乗せられました。
私はこのまま死んでしまうかもしれない。けど弟達が無事であれば・・・。

「サ、コンナギャクサツチュウノイエナンテミテルダケデムカムカスルカラサッサトヤイチャイナサイ。」

「エ・・・」
私は、自分の耳が信じられませんでした。

「ソンナ!ナンデイエヲヤイテシマウノ!モモヤマサンノイエガ!」

「ウルッサイワネ。マダゴチャゴチャイウト、コノバデコロスワヨ!」
「ソーヨソーヨ!コンナギャクサツチュウノイエナンテ、アボーンシナキャ!」
「クソAAキンガウツルワヨ!」

家に隠れている弟達が・・焼き殺されてしまう。

「ヤメテェッ!ダメ!」
「ヤレヤレ、マダセンノウガトケテナイノネ。ギャクサツチュウノザイサンヲカバウナンテ・・・。」
「オサエツケトキナサイ。ウルサイカラクチモフサイドイテ」
「ハニャ!」

私は数人のアフォしぃに口を塞がれ、押さえつけられてしまいました。
残りのアフォしぃ達は桃山さんが溜め込んでいた暖房器具用のガソリンを手に持つと、
四方に撒き、母が火をつけました。
乾燥している日のせいか、火はあっという間に燃え上がり、家を火は包みました。
私は、唯見ていることしか出来ませんでした。
弟達がどんな感情でいるのか・・それを思うと胸が張り裂けそうです。
後でアフォしぃ達の言うことによると、私はその後すぐに気を失ってしまったそうです。

チビ太・・しぃ香・・・・・なんで・・何も罪が無い・・子供・・が・・・・・
こんな・・・目に・・・・・・・・・あわなければならないの・・・・・・・?


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